YouTubeの撮影から編集までを外に頼む時は、打ち合わせで「何を・どこで・誰が話すか」を決め、撮影の日までに場所と話す内容を社内でそろえておくと、当日の撮り直しが減ります。撮影の日は、撮影者が機材を持って伺い、撮った素材をそのまま編集に回します。社内に残る主な仕事は、場所と話す人の手配、出演、出す前の確認です。
この記事では、撮影から編集までの流れ、撮影の日までに社内で用意する物、撮影の日の進み方を書きます。書いているのは、株式会社ヒルウラ代表の高取です。ヒルウラは、人の編集チームで累計30,000本以上の動画を納品してきた会社で、撮影と編集の両方を請け負っています。
撮影から編集まで、どう進む?

撮影から編集までは、次の5つの段で進みます。
| 段 | すること | 社内でやること |
|---|---|---|
| 1. 打ち合わせ | 撮る内容・場所・出る人・本数を決める | 目的と、見てほしい人を伝える |
| 2. 社内で準備 | 撮る場所と、話す内容をそろえる | 場所の手配、話す人の予定、見せる物の用意 |
| 3. 撮影の日 | 撮影者が機材を持って伺い、撮る | 話す人が出る。撮影者の質問に答える人もいる(話す人と別の人だと進めやすい) |
| 4. 編集 | 撮った素材から初稿(最初の編集版)を作る | 待つ |
| 5. 確認と納品 | 初稿を見て、直しを伝えて仕上げる | 出してよい内容か確かめる |
1. 打ち合わせで、何を決める?
撮る前に決めておくのは、次の4つです。
- 何を撮るか:1本ごとの話の中身。会社の紹介、サービスの説明、よくある質問への答えなど。
- どこで撮るか:会議室、店、工場、事務所など。音と明るさが撮影に向いているかも見ます。
- 誰が話すか:社長、担当者、お客様など。話す人の予定が、撮影の日を決めます。
- 何本撮るか:1日で何本撮るかで、撮影にかかる時間が決まります。
ヒルウラでは、撮る内容・場所・日にちを伺ってから、撮影と編集の費用をそれぞれ出してご案内しています。
2の社内の準備は「撮影の日までに、社内で用意する物は?」に、3の撮影の日の進み方は「撮影の日は、どんな流れになる?」に、くわしく書きます。
撮った後は、社内で何をする?
撮影も編集も同じ会社に頼むと、撮った素材を社内で受け渡す手間がありません。初稿が届いたら、出してよい内容か、言い間違いが無いかを見て、直してほしい所を伝えます。直しの伝え方と、編集を頼む流れは、法人がYouTube編集を依頼する流れに書いています。
撮影の日までに、社内で用意する物は?
撮影の日に慌てるのは、たいてい場所と話す内容が決まっていない時です。次の物を、撮影の日までにそろえておきます。
| 用意する物 | なぜ要るか | 決まっていないと |
|---|---|---|
| 撮る場所の予約 | 撮影の時間、ほかの人が入らない場所を取る | 途中で人が入り、撮り直しになることがある |
| 話す人の予定 | 話す人が全員そろう時間を押さえる | 1人そろわず、撮れない話が出ることがある |
| 話す内容のメモ | 1本ごとに、話す順番を箇条書きにしておく | 話が長くなり、編集で切る所が増える |
| 見せる物 | 商品、資料、画面など、映したい物 | 撮った後に、足りない絵が出る |
| 出してはいけない物の確認 | 映ってはいけない書類・画面・人(お客様の名前、他社の資料など)を、出す前の確認をする人が先に決める | 編集で隠す手間が増える。撮り直しになることもある |
| 立ち会う人 | 撮影者からの質問に、その場で答える人 | 細かい判断が止まる |
話す内容は、台本のように一字一句書くより、話す順番を箇条書きにしておく方が、話す人が自然に話せます。読み上げようとすると、目線が文字を追い、話し方も硬くなりやすいためです。順番のメモなら、ちらっと見て、あとは自分の言葉で話せます。
撮影の日は、どんな流れになる?
撮影の日は、おおむね次の順で進みます。
- 機材を置く:撮影者が、カメラ・マイク・明かりを置き、音と明るさを確かめます。
- 短く試し撮り:話す人に一言話してもらい、声の大きさと映り方を見ます。
- 本番:話す内容のメモを見ながら、1本ずつ撮ります。言い間違えても、少し前から言い直せば、多くは編集で切れます。
- 見せる物を撮る:商品や作業の様子、資料など、話の間に入れる絵を撮ります(本番の前に撮ることもあります)。
- 片付け:機材を片付けて終わります。
ヒルウラの撮影は、撮影者1名と基本の機材で伺います。料金は1時間ごとで、準備と片付けの時間も含みます。交通費は別です。くわしくは料金表をご覧ください。
1日で何本撮れる?
話す内容がそろっていれば、1回の撮影で何本分もまとめて撮れます。毎月の運用を頼む時は、月に1回まとめて撮り、その月の分を順に編集する形にすると、話す人の予定を何度も押さえずに済みます。何本撮れるかは、1本の長さと、場所の移動があるかで変わるので、打ち合わせの時に確かめます。
撮影だけ・編集だけ・両方、どう選ぶ?
撮影と編集は、分けても、まとめても頼めます。
| 頼み方 | 合う場合 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 編集だけ頼む | 社内で撮れる人と機材がある | 撮った素材の音と明るさで、仕上がりが決まる |
| 撮影も編集も頼む | 社内に撮る人がいない。音や映りに自信が無い | 撮影の日の予定を、話す人と合わせる |
| 企画から頼む | 何を撮ればいいか、まだ決まっていない | 月額の運用か、本数を決めた制作になる |
社内で撮る時の最低限(場所・音・光)を押さえれば、編集だけを頼む形でも、見やすい動画に仕上げやすくなります。社内で撮るか外に頼むかで迷う時は、動画編集は外注と内製どっちがいい?も参考にしてください。
企画から投稿・振り返りまで任せる月額の運用と、1本ずつ頼む形の違いは、動画編集代行の月額の料金は?にまとめています。
撮影から頼む時に、よくある失敗は?
撮影から頼む時につまずきやすいのは、次のような所です。
- 話す内容を当日に決める:撮りながら考えると、1本が長くなり、撮り直しも増えます。
- 話す人の予定を押さえていない:社長など忙しい人が出る時は、社内の担当の人が、最初に撮影の日を押さえます。
- 映してはいけない物を決めていない:壁の掲示物やパソコンの画面に、出してはいけない物が映ることがあります。
- 出す前の確認の人が決まっていない:初稿が届いても確認が止まり、公開が遅れます。
どれも、撮影の日の前に決めておけば減らせます。
採用の動画を頼む時に、誰に・何を・どこで流すかを決める方法は、採用動画の制作を頼む前に決めることに書いています。
よくある質問
撮影の場所は、自社で用意する必要がありますか?
基本は、自社の会議室・店・事務所など、話す人が普段いる場所で撮ります。音や明るさが撮影に向かない時は、打ち合わせで別の場所を相談します。場所の予約と、撮影の時間にほかの人が入らないようにする手配は、社内でお願いしています。
話す人がカメラに慣れていなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。言い間違えても、少し前から言い直せば、多くは編集で切れます。台本を読み上げるより、話す順番のメモを見ながら話す方が、慣れていない人でも自然に話せます。
撮影から編集まで、どのくらいの日数がかかりますか?
撮る本数、1本の長さ、確認と直しの回数で変わります。ヒルウラでは、撮影の後、素材と仕様がそろってからの初稿は、完成15分以内の長尺で約7営業日、60秒以内のショートで約5営業日を目安にしています。初稿の後に、確認と直しの日数がかかります。使う日と希望の納期を伺い、撮影の日・初稿の日・最終の納品の日を、着手前にご案内します。
相談するには
ヒルウラは、撮影から編集まで、1本から請け負っています。撮る内容・場所・本数・使う日をフォームからお送りください。撮影と編集の費用を分けて、日程とあわせてご案内します。料金は料金表にまとめています。
ヒルウラは、撮った動画から字幕や効果音まで入った初稿をAIで作る道具「AI動画編集くん」も作っています。正式リリースの案内は公式LINEで先行してお送りします。