動画編集は、月の本数が少なく、早く始めたいなら外注、毎月たくさん作り、社内に編集を教える人と時間を用意できるなら内製が向いています。どちらも合わない時は、AIで初稿を作って社内の人が直す、3つ目のやり方もあります。
この記事では、3つのやり方を、費用の形・始めるまでの早さ・品質の安定・社内の手間で比べます。書いているのは、株式会社ヒルウラ代表の高取です。ヒルウラは、人の編集チームで累計30,000本以上の動画を納品してきた会社で、編集の受託と、AIで初稿を作る道具「AI動画編集くん」の開発をしています。
外注と内製、何が違う?
いちばんの違いは、お金を「1本ごと」に払うか、「人と仕組み」に払うかです。

| 比べる所 | 外注 | 内製 | AIで初稿+社内で直す |
|---|---|---|---|
| 費用の形 | 1本ごと・月額で払う | 人の給与・ソフト・パソコン | 道具の費用と、直す人の時間 |
| 始めるまで | 条件が決まればすぐ始められる | 人を採る・育てるのに時間がかかる | 道具の準備をすれば始められる |
| 品質の安定 | 依頼先の体制で決まる | 担当者の腕で決まる | 直す人の目で決まる |
| 社内の手間 | 確認と指示だけ | 編集・教育・管理まで | 初稿を見て直しを書く |
| 向く会社 | 本数が少ない・早く始めたい | 本数が多い・ノウハウを社内に残したい | 本数が多く、外注費を抑えたい |
外注は、依頼先がすでに持っている編集者と仕組みを、使った分だけ借りる形です。内製は、その編集者と仕組みを社内に作る形です。
外注が向くのは、どんな会社?
本数が月に数本までで、早く始めたい会社です。外注なら、人を採ったり教えたりする前に、すぐ動画を出し始められます。
外注の良い所
- すぐ始められる:依頼先に編集者がいるので、相談してから始めるまでが早いです。
- 品質を体制で保てる:会社に頼めば、担当が休んでも別の人が引き継げます。
- 社内の手間が少ない:社内でやるのは、素材を渡すことと、確かめて直しを伝えることです。
外注で気をつけたい所
- 本数が増えると費用も増える:1本ごとに払うので、本数に比例します。
- 社内にノウハウが残りにくい:編集のやり方は依頼先に残ります。
- 伝え方で仕上がりが変わる:目的や見せ方を言葉にして渡さないと、ずれが出ます。
外注の料金の例は、法人がYouTube編集を依頼する流れと料金に、ヒルウラの公開料金で書いています。
内製が向くのは、どんな会社?
毎月たくさん作り、編集のやり方を社内に残したい会社です。ただし、編集者を1人入れれば終わりではありません。
内製に要る物
ヒルウラでは、編集者を迎える時に、課題のテストで技能を確かめ、編集のマニュアル・研修・作った物へのフィードバックを用意しています。社内で作る場合も、同じ物が社内に要ります。
| 要る物 | なぜ要るか |
|---|---|
| 編集できる人 | 採るか、社内の人を育てる |
| 編集のマニュアル | 人が変わっても同じ仕上がりにするため |
| 見て直す人 | 作った物を確かめ、良し悪しを伝えるため |
| 編集ソフトとパソコン | 動画の書き出しには、ある程度の性能が要る |
| 時間 | 慣れるまでは1本に時間がかかる |
内製でつまずきやすい所
- 1人に頼り切る:その人が辞めると、編集が止まります。
- 見る人がいない:作った物を確かめる人がいないと、品質がそろいません。
- 本業と取り合いになる:編集を兼務にすると、忙しい時期に後回しになります。
内製でつまずく原因と進め方は、動画の内製化が失敗する5つの原因にくわしく書いています。
AIで初稿を作って、人が直すやり方とは?
動画のカット・字幕・効果音などをAIに任せて初稿を作り、社内の人が見て直すやり方です。編集を一から覚えなくても、直す所を指示できれば進められます。
AIに任せやすいのは、決まった手順で進む作業です。たとえば、話していない間を切る、話した言葉を字幕にする、効果音を入れる、などです。一方で、何を強く見せるか、会社として出してよい表現か、といった判断は、人が見る必要があります。
ヒルウラが作っているAI動画編集くんでは、AIが初稿を書き出したあと、自分でもう一度見直してから人に渡します。それでも見落としはあるので、最後に確かめるのは人です。
| AIに任せやすい作業 | 人が見る所 |
|---|---|
| 話していない間を切る | 話の流れとして切ってよいか |
| 話した言葉を字幕にする | 人名・社名・専門用語の字 |
| 効果音・BGMを入れる | 雰囲気が合っているか |
| 強調の文字を入れる | 何をいちばん伝えたいか |
AIで初稿を作る流れは、AI動画編集くんとはとClaude Codeで動画編集の初稿を作るまでにまとめています。
迷った時は、どう決める?
次の3つの問いで決めると、迷いが減ります。
- 月に何本作る?:数本までなら外注から始めるのがおすすめです。
- 編集を見て直せる人が社内にいる?:いないなら、まず外注で「何を直すか」の目を育てます。
- 編集のやり方を社内に残したい?:残したいなら、内製か、AIで初稿を作って社内で直すやり方を考えます。
いきなり全部を切り替える必要はありません。まず外注で型を作り、本数が増えたら一部を社内に移す、という進め方もあります。
よくある質問
外注から内製に切り替えるのは、いつがいい?
本数が増えて外注の費用が重くなり、かつ社内に見て直せる人が育った時です。見て直せる人がいないまま切り替えると、品質がそろわなくなります。
AIだけで、外注の代わりになりますか?
すべての代わりにはなりません。AIが作るのは初稿で、何を伝えるか・出してよい表現かを決めて確かめるのは人です。直す人が社内にいれば、外注していた作業の一部を任せられます。
内製のための支援はありますか?
社内で作れるようにする支援は、近日提供します。公式LINEで先行してご案内します。
相談するには
まず外注で始めたい時は、料金表を見て、フォームからご相談ください。AIで初稿を作る道具は、AI動画編集くんとして近日提供します。提供の時期は公式LINEで先行してご案内します。