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【2026年】動画編集を外注する時の指示書の書き方|そのまま使えるひな形と、抜けやすい項目

動画編集を外に頼む時の指示書には、「目的と見る人」「長さと使う場所」「見せ方(参考の動画・字幕・音楽の決まり)」「素材と渡す物」「確認と期日」の5つを書きます。とくに抜けやすいのは、映してはいけない物、動画を使う場所、社内で確認する人などで、ここが抜けると、仕上がってから大きな直しが出やすくなります(高取の感覚です)。

この記事では、指示書に書く5つのこと、そのまま写して使えるひな形、抜けやすい項目、参考の動画の伝え方を書きます。書いているのは、株式会社ヒルウラ代表の高取です。ヒルウラは、人の編集チームで累計30,000本以上の動画を納品してきた会社で、お客様から受け取る素材と指示をもとに、会社の動画を編集しています。

指示書は、いつ、誰に渡す?

指示書は、依頼先が決まった後、1本ごとに、編集を始める前に渡します。依頼先を選ぶ前に準備しておく物(目的・参考の動画・本数など)とは別に、「この1本をどう作るか」を書いた紙です。依頼先の選び方と、選ぶ前の準備は、動画編集の外注で失敗しないためににまとめています。

渡す時 中身 誰が書くか
依頼先を選ぶ時 目的、本数、毎月続けるか、予算 社内の窓口
1本ごと、編集の前(この記事の指示書) その1本の目的・長さ・見せ方・素材・確認 社内の窓口(中身は撮った人や詳しい人に聞く)
途中と完成の確認の後 何分何秒を、どう直すか 社内の窓口(意見をまとめて)

指示書を書くのは、社内で1人の窓口(依頼先とやり取りする人)に決めておきます。何人もがそれぞれ編集者に伝えると、指示がぶつかります。

指示書には、何を書く?

指示書に書く5つのことの図。1 目的と見る人(誰に見せて、どうなってほしいか)、2 長さと使う場所(完成の長さと、流す場所)、3 見せ方(参考の動画・字幕・音楽の決まり)、4 素材と渡す物(素材の場所・ロゴ・使ってよい写真)、5 確認と期日(確認する人・途中の確認・使う日)

指示書に書くのは、次の5つです。全部を細かく決めていなくても構いません。決まっていない所は「未定。相談したい」と書いておく方が、空けておくより伝わります。

1. 目的と見る人

誰に見せて、見た人にどうなってほしいかを書きます。「会社の説明」だけだと、編集者はどこを長く見せるかを決められません。「初めて商談する会社の担当者に、3分で何をしてくれる会社か分かってほしい」のように書くと、どこを残し、どこを切るかが決まります。

2. 長さと使う場所

完成の長さと、どこで流すかを書きます。同じ素材でも、YouTubeに出すのか、商談で画面に映すのか、展示会で音を出さずに流すのかで、字幕の量や最初の数秒の作り方が変わります。広告に使う予定がある時は、それも書きます。音楽・写真・出ている人の使ってよい範囲は、使う場所ごとに決まっていることがあり、YouTubeで使ってよい物が広告でも使えるとは限らないからです。

3. 見せ方

参考にしたい動画、字幕の色や大きさ、音楽の雰囲気など、見せ方の決まりを書きます。会社で使っている字幕の形やロゴの出し方が決まっていれば、それを渡します。参考の動画の伝え方は、下の節で書きます。

4. 素材と渡す物

撮った動画の置き場所、ロゴ、使ってよい写真や資料を書きます。素材が何本あり、どれを使うのかも書きます。撮り直したり言い直したりした所があれば、「2本目の方を使う」のように書いておくと、編集者が迷いません。フォルダの分け方とファイルの名前の付け方は、動画の編集を頼む時の素材の渡し方にまとめています。

5. 確認と期日

社内で誰が確認するか、途中で一度見たいか、動画を使う日はいつかを書きます。使う日から逆に数えて、社内の確認にかかる日数も伝えておくと、間に合う進め方を相談できます。

そのまま使える、指示書のひな形は?

次の表を写して、右の列を埋めれば指示書になります。

項目 書くこと 書き方の例
動画の名前 社内で呼ぶ名前 「会社紹介 2026年版」
目的 見た人にどうなってほしいか 「初めての商談の前に、何をしてくれる会社か分かってほしい」
見る人 誰が見るか 「取引を考えている会社の担当者」
完成の長さ 何分くらいか 「3分前後」
使う場所 どこで流すか 「YouTubeと、商談の画面。広告には使わない」
参考の動画 1〜2本と、どこが参考か 「〇〇の動画の、字幕の大きさとテンポ」
字幕・色・ロゴ 会社の決まり 「字幕は白に黒の縁、ロゴは右上」
音楽 雰囲気と、使ってよい音楽か 「明るすぎない曲。曲は選んでほしい(使ってよい曲か、使う場所で確かめてほしい)」
素材 置き場所と、使う物 「共有のフォルダの〇〇。使うのは2本目」
必ず残す所 切ってはいけない話 「社長の最後のあいさつ」
映してはいけない物 人・画面・場所・言葉 「3分10秒から映る、お客様の名前が書かれた画面」
確認する人 社内で誰が見るか 「広報の〇〇(窓口)、最後に部長」
途中の確認 途中で一度見たいか 「冒頭ができた時に一度見たい」
使う日 公開日・使う日 「11月20日の商談から使う」

ヒルウラが単発の編集をお受けする時も、素材、参考の動画、使う場所、希望の納期、ロゴなどお客様からお預かりする物、字幕や編集の決まりを共有していただいています。すべてそろっていなくても、見積もりの時に必要な物を一緒に整理します。

指示書で、抜けやすい項目は?

指示書を受け取って編集してきた経験から、抜けやすいと感じるのは次の項目です(高取の感覚です)。

抜けやすい項目 抜けると起きること 書き方
映してはいけない物 完成してから、映ってはいけない人や画面に気づき、大きく直す 撮った人が素材を見直し、何分何秒に何が映るかを書く
使う場所 字幕が少なすぎる、音を出さないと伝わらない、などが後で分かる 流す場所をすべて書く
確認する人 完成後に初めて見た人が、方向から変えようとする 最後に見る人まで書く
音楽・写真の権利 使ってよい範囲が分からず、出せない 使ってよい物と、使う場所を書く
必ず残す所 大事な話が短く切られる 「ここは切らない」と書く

映してはいけない物は、撮った本人でないと気づかないことが多いので、撮った人に聞いてから書きます。お客様の名前が映った画面や、社内の資料が映り込んだ場面がよくあります。社外秘の物が素材に入っている時は、素材を送る前に、秘密を守る約束と公開の範囲を依頼先と確かめておきます。

音楽・写真・資料は、インターネットにあるという理由だけで使ってよい物にはなりません。使ってよいと確かめた物だけを渡し、どこで使うかも伝えます。

参考の動画は、どう伝える?

参考の動画は、「この動画みたいに」だけでなく、どこが参考なのかを書きます。1本の動画には、字幕、テンポ、音楽、色、話の順番など、いろいろな要素が入っているので、どこを真似したいかが分からないと、編集者はどこまで真似するかで迷います。

伝え方 例
参考にしたい所を1つずつ書く 「字幕の大きさとテンポだけ参考。色は会社の色に」
参考にしたくない所も書く 「効果音は少なめに。この動画ほど多くしない」
時間を書く 「0分30秒からの、画面の切り替え方」

参考の動画が無い時は、「落ち着いた感じ」のような言葉より、「字幕は少なめ、音楽は小さく、話す人を大きく見せる」のように、具体的な所を書く方が伝わります。

指示書を渡した後は、どう進める?

指示書を渡したら、編集を始める前に、依頼先から分からない所を聞いてもらいます。指示書の中で、受け取った側が迷う所は、書いた側からは見えにくいからです。

ヒルウラでは、冒頭3分を編集した時点で必ず一度ご確認いただき、デザインやテンポの認識をそろえてから残りを進めています(3分に満たない動画は全編でご確認いただきます)。指示書に書ききれなかったずれは、ここで直せます。完成後は、動画のどの時間帯をどう変えたいかを共有していただき、社内のご意見をまとめてお知らせいただくと、進みが速くなります。直しの意見のまとめ方は、会社の動画を出す前の確認の流れに書いています。

よくある質問

指示書は、どのくらい細かく書けばいいですか?

まずは、上のひな形の項目が1行ずつ埋まっていれば足ります。細かく書きすぎると、大事な所が埋もれます。迷った時は、「映してはいけない物」と「必ず残す所」だけは、具体的に書いておきます。

企画や台本が無くても、編集を頼めますか?

1本ずつの編集のご依頼では、ヒルウラは企画・台本の作成をお受けしていないため、企画・台本や制作の方針をご用意いただいています。企画から一緒に決めたい時は、5本の買い切り(企画から5本をまとめて作るプラン)や、6ヶ月の動画運用(毎月の企画・撮影・編集を続けて任せるプラン)でご相談いただけます。プランの違いは料金表にまとめています。

毎回同じ指示を書くのが手間です。

毎回変わらない所(字幕の形・ロゴ・色・音楽の決まり)は、1枚の決まりにまとめて最初に渡し、1本ごとの指示書には変わる所だけを書きます。ヒルウラでも、編集の決まりと直しの記録をチームで共有し、担当が替わっても同じ基準で作れるようにしています。

指示書を書く前に相談してもいいですか?

構いません。何を決めればいいか分からない段階でも、動画の目的と使う日が分かれば、必要な物を一緒に整理できます。法人がYouTubeの編集を頼む時に決めておくことは、法人がYouTube編集を依頼する流れと料金にも書いています。

相談するには

ヒルウラは、会社の動画の編集を1本から請け負っています。料金は料金表にまとめています。どんな動画を、どこで使いたいかをフォームからお送りください。指示書がまだ無くても大丈夫です。

社内で動画を作れるようにしたい会社に向けて、撮った動画から字幕や効果音まで入った初稿(最初の編集版)をAIで作る道具「AI動画編集くん」も作っています。正式リリースの案内は公式LINEで先行してお送りします。

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