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動画の切り抜きをAIで自動にする前に|長い動画から切り抜く場面の選び方と、人が見る所

長い動画から切り抜く場面は、「その場面だけで話が終わる」「最初の一言で何の話か分かる」「答えが入っている」「外に出してよい中身だけ」の4つがそろう所から選びます。盛り上がっている所でも、前の話を知らないと分からない場面は、そのまま切り抜くと伝わりにくくなります。足りない所を字幕の一言で補えなければ、外します。AIで自動にすると、場面の候補を早く出せます。ただ、どれを出すか決めて、出してよいか確かめるのは人です。

この記事では、切り抜く場面の選び方、選びにくい場面、AIで自動にする時に任せる所と人が見る所、切り抜いた後に直す所を書きます。書いているのは、株式会社ヒルウラ代表の高取です。ヒルウラは、人の編集チームで累計30,000本以上の動画を納品してきた会社で、完成した動画からの切り抜きも請け負っています。撮った動画から初稿(最初の仕上がり)を作る道具「AI動画編集くん」も作っています。

切り抜きとショートの編集は、何が違う?

切り抜きは、もうできあがっている長い動画から、場面を選んで短く作り直すことです。ショートの編集は、はじめから短い動画用に撮った素材から1本を仕上げることです。

切り抜き ショートの編集
もとの素材 できあがった長い動画 短い動画用に撮った素材
新しく撮るか 撮らない 撮る
難しい所 長い話の中から、単独で分かる場面を探すこと 短い時間に収まる話を、撮る前に決めること

新しく撮らずに本数を増やせるのが、切り抜きのよい所です。そのかわり、もとの動画は長く見てもらう前提で話しているので、短くしても分かる場面を選ぶ手間がかかります。頼み方の違いは、ショート動画の編集代行を依頼するにはに書いています。

切り抜く場面は、どう選ぶ?

切り抜く場面を選ぶ4つの見る所の図。1 その場面だけで話が終わる(前の話を知らなくても分かる)、2 最初の一言で何の話か分かる(あいさつや前置きから始めない)、3 答えが入っている(問いだけで終わらない)、4 外に出してよい中身だけ(社外秘・人の名前が無い)

切り抜く場面は、次の4つを見て選びます。4つともそろう場面を残します。

見る所 確かめること 外す場面の例
1. その場面だけで話が終わる 前の話を知らなくても分かるか 「さっきの話の続きですが」から始まる場面
2. 最初の一言で何の話か分かる 最初の数秒で、見る人が自分に関係あると分かるか あいさつや前置きが長く続く場面
3. 答えが入っている 問いを出して、答えまで言っているか 「それは後で話します」で終わる場面
4. 外に出してよい中身だけ 社外秘の数字、お客様や人の名前、映ってはいけない画面が無いか 社内の資料の画面が映っている場面

1と3は、文字にした台本を読むと見つけやすいです。話の区切りごとに「ここだけ読んで分かるか」を見ていきます。4は、映像も見て確かめます。話している言葉に問題がなくても、後ろの画面や資料に映っていることがあります。

4つがそろう場面がいくつもある時は、見る人の困りごとに答える場面から先に出します。会社の動画では、話し手が熱を込めて話した場面より、見る人がよく聞く質問に答えている場面の方が、短くしても役に立つことが多いです(高取の感覚です)。

選びにくい場面は?

次のような場面は、切り抜くと伝わりにくくなります。どうしても使いたい時は、最初に字幕で一言を足すか、外します。

  • 「これ」「さっきの」で前を指している場面:見る人には、何を指しているか分かりません。
  • 画面やスライドを見ながら話している場面:縦の短い動画にすると、画面の左右が切れて、指している物が見えなくなることがあります。横の動画を縦にする時のことは、縦型動画と横型動画の違いに書いています。
  • 答えまでが長い場面:短い動画の長さに収まらない時は、問いと答えの間にある言い直しや脇道の話を詰められるかを見ます。詰めると意味が変わる時は外します。
  • 何人かで話していて、話が行き来する場面:誰の何の話か分かりにくくなります。

AIで自動にする時、どこまで任せる?

AIで自動にする時は、一般に次のような分け方になります。

順 作業 誰がやるか
1 長い動画の言葉を文字にする AI
2 切り抜く場面の候補を出す AI
3 候補を見て、出す場面を決める 人
4 切る所・字幕・音を整える AI(人が直す)
5 仕上がりを見て、出してよいかを最後に確かめる 人

AIが得意なのは、1と2のように、長い動画を全部読んで候補を早く並べる作業です。人が長い動画を最初から見直して場面を探すより、候補が早くそろいます(高取の感覚です)。

人が残るのは、3と5です。3で場面を決める時に、上の4つの見る所を確かめ、5でもう一度、仕上がった動画で確かめます。上の表の「外に出してよい中身だけ」は、会社の事情を知っている人でないと決められません。言葉の上では問題がなくても、その話を今出してよいか、まだ発表していない話ではないかは、AIには分かりません。

AI動画編集くんでも、依頼の画面で「つくる動画」に「長尺+切り抜き動画」を選べます。話している言葉を文字にしてから、AIが切る所や字幕を決め、最後に人が見て直す流れです。作るのは初稿で、出すかどうかを決めるのは人です。流れはClaude Codeで動画編集の初稿を作るまでに書いています。

切り抜いた後、何を直す?

場面を選んで切り出したら、短い動画として見られるように、次の所を直します。

直す所 中身
最初の一言 何の話か分からない時は、最初に字幕で「〇〇の時はどうする?」などの問いを足す
終わり方 言葉の途中で切れていないか。言い終わってから、少し間を置いて終える
字幕 もとの動画の字幕が無ければ付ける。短い動画は音を出さずに見る人もいる
題名 切り抜いた場面の問いを、そのまま題名にする
もとの動画のリンク 説明の欄などに、もとの長い動画のリンクを置き、続きを見たい人がたどり着けるようにする

字幕の付け方は、YouTubeの字幕をAIで自動で付けるにはに書いています。

ヒルウラでは、どう受けている?

ヒルウラでは、人の編集チームが、完成した動画からの切り抜きを請け負っています。完成した長さが60秒以内の短い動画を作ります。1本の長い動画から何本作れるかは、素材を確かめてからお伝えします。料金は料金表にまとめています。

月ごとの運用で作るショートは、短い動画用に企画して撮る専用の動画で、長い動画の切り抜きとは別にしています。長い動画からの切り抜きは、素材を確かめて、別に請け負います。

よくある質問

1本の長い動画から、何本くらい切り抜けますか?

動画の中身で変わります。1つの問いに1つの答えを返す話が多い動画は、たくさん切り抜けます。1つの話を長く続ける動画は、単独で分かる場面が少なくなります。ヒルウラでは、素材を確かめてから、作れる本数をお伝えしています。

切り抜きと、ショート用に撮るのは、どちらがいいですか?

もう公開している長い動画があり、新しく撮る手間をかけたくないなら、切り抜きが向きます。短い動画を続けて出したいなら、はじめから短い動画用に撮る方が、画面を広く使えて、最初の一言も決めて撮れます。両方を組み合わせてもかまいません。

横の長い動画から、縦の切り抜きを作れますか?

作れます。ただ、縦にすると画面の左右が切れるので、話す人が画面の端にいる、スライドの文字が小さい、といった場面は見にくくなります。縦にする予定がある時は、場面を選ぶ時に、縦にしても見えるかも一緒に見ます。

切り抜きを、社内で作れますか?

社内で作ることもできます。切り抜きは1本が短いので、社内で編集を始める時の最初の仕事に向いています。社内で作る時の進め方は、動画編集を内製化するにはに書いています。

相談するには

長い動画からの切り抜きは、ヒルウラの編集チームが請け負っています。料金表をご覧のうえ、フォームから、もとの動画と、どこに出したいかをお知らせください。

撮った動画から、切る所と字幕まで入った初稿をAIが作る道具「AI動画編集くん」も近日提供します。公式LINEで、提供の時期と受け取り方を先行してご案内します。

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